仲介業者(ブローカー)

本日、二度目の更新です。

いつも、昔話ばかりを書いています。そもそもは『Dr.相澤の住宅情報館』
の更新をなぜ怠っていたかということを書き始めたことから、昔話ばかりになってしまいました。

あまり、昔話ばかり書いても仕方ないので今日は最近あったことを書きます。

久しく連絡の無かった不動産会社Bの担当者Gから連絡がありました。


「相澤さん、お忙しいですか?ちょっとお願いがありまして・・・。」


「どんなお願い?」


口調からしてロクなお願いではなさそうです。

「実はある物件の購入をうちのお客さんが検討してくれていたんです。その物件の情報は不動産屋1というところからの情報なんです。それで、うちのお客さんはその物件の購入申込書を用意したんです。不動産屋1は物元じゃないみたいなんですよ。とりあえず、購入申込書を不動産屋1に渡そうとしたら・・・突然、不動産会社1と連絡が取れなくなっちゃったんです。相澤さんのお力でなんとか、この物件繋がりませんかね?あせる

不動産屋以外の方にはよく解らない話です。

しかし、この先にGが何を言いたいかを悟った私はいつになく冷たいです。

「謄本とって、売主のところに行ってきたら?シラー

「いや~、不動産屋1の先に物元がいるわけですし、もし不動産屋1と物元の間に別のブローカーがいたりすると・・・。もし、そのブローカーや物元がうちの会社と仲の良い会社だと山越しと思われかねないから、売主に直接会いに行けないんですよ。あせる

不動産屋以外の方にとっては尚更解りにくい話になっていると思います。

「じゃあ、諦めれば?シラー

「いやいや、買主さんから、購入申込までもらっちゃったんですよ!。今更、売主どころか物元にも繋がらないなんて言えないですよ!うちの会社の面子が・・・助けてくださいあせる

(こうなるだろうなぁ・・・と思ったから冷たかったんだよ!パンチ!

と言いたいところを抑えて・・・

「わかった、わかった、じゃあ私が売主のところに行ってくるよ。」

とここまでの話が解り難いと思うので絵にしてみました。

『Dr.相澤の住宅情報館』の館長のブログ

と、こんな感じです。

今回のGは左から二番目の客付け業者で不動産会社Bの社員です。

買主は購入申込書を出そうとした。

不動産屋1から情報が不動産屋Bに行くわけですが不動産屋1と連絡がつかなくなった。

『そんなことあるの?』と思われる方が多いと思います。

これがよくあることなんです。上の図の不動産屋1,2,3のことを不動産業界ではブローカーと言います。そもそもの意味から言えば仲介業者はみんなブローカーなんですが、『自分では物元も客付けもしないで不動産屋に情報を流すだけの業者』のことをブローカーと言っています。ところが、この人たちは出所のはっきりしないまま情報を流すだけなので、売主に辿り着けなくなることがあります。

そして、不動産屋Bが売主のところに直接行った場合、不動産屋2,3、Aが仲の良い会社で山越になっても困る。売主は謄本で解っているが不動産屋2,3、Aが解らない。不動産屋1も自分が山越されることを警戒しているので不動産屋A、2,3のことはなかなか教えてくれません。

(山越・・・紹介して貰った不動産屋を通さないで直接、売主のところに行くこと。買主が直接行けば、仲介手数料を払わなくて済むし、仲介業者が行けば仲介手数料の分け前が増える。しかし、山越をするような業者とは仕事をしても商売にならないので、そんな噂が広がるとみんなが情報を入れてくれなくなる。)

そこで、ここには一切、登場していない私が売主のところに行くわけです。

すでに不動産屋1は消えているので、私が売主のところに行って、不動産屋Bと買主を紹介しても、不動産屋A、2,3に対して言い訳ができます。表向きの理屈ではこうなんですが、実際には不動産屋Bの担当者Gが人見知りで「こんにちは~」と売主を尋ねられないという問題もあるかもしれません。

しかし、私にとっては上手くいけば、不動産屋A、2、3の代わりに物元業者になれるわけですから話としてはおいしい訳です。上手くいけばですが・・・。(売主に会えてもこういう怪しい話はなかなか上手くいきません。)

で、行ってきました。

売主さんの名前はKさんです。

私が売主さんの家の住所を頼りに近くまで行くと、道路の掃除をしている人がいます。

私はその人に声をかけました。

「すいません。この辺にKさんという方の御宅はありませんかね?」


「ん?私がKだけど・・・」

(らっき~~~~ドキドキ

事情を話すと・・・

「その物件の件は不動産屋Aに任せてるから、そこと話してくれ・・・」


(ガクッ・・・ガーン

不動産屋Aの担当者と連絡先を教えてもらいました。

(もっとも、不動産屋Aは私も良く知っている会社でしたが・・・)

不動産屋Aの担当者と不動産屋Bの担当者を直接会わせて、私の仕事は完了です。

あとは、不動産屋AとBが上手く話を進めてくれることを祈るだけです。

この結果はまだ出てません。

物元や売主に繋がらなくて困っている方がいたらご一報頂ければ場所によってはお手伝いします。

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