消費税増税と大義

カテゴリ:ブログ 政治経済
連載シリーズ 【 消費税増税と大義 】 第 1 話 / (全 4 話)

昨日、衆議院で消費税増税が可決されました。
反対96票・・・

そのうち、57票が与党民主党でした。

消費税増税について、私は否定している訳ではありません。

おそらく、いずれ近いうちに増税をしなくてならなければならないことは
間違いないことです。

さて、今回の賛成票と反対票のどちらに大義があったかを考えてみると
私は反対票の方に大義があると考えています。

自民党と公明党の賛成票は当初から言っていたことなので
当然に賛成だと考えます。

しかし、前回の衆議院選挙でその点について国民の真意は
すでに決着している話です。

私は小沢さんが嫌いです。

この人が政治の中枢に登場してから、
日本の政治を混乱させていると感じざるを得ないからです。

今回、大義を貫いたのは小沢さんです。しかし、
「小沢さんが何故、離党しないのだろう?」と、感じている人も多いと思います。

ここは小沢さんが政局を睨んでいるからにすぎません。
何せ、反対票に回った民主党議員に大物はいません。
(小沢さんを除く。ハトは終わった政治家だし・・・)

さて、消費税から離れて、日本の国家運営について考えてみましょう。
この国の問題点は何でしょうか?

政治家=票を集めて、自分達の政治家としての地位を確保する。
役人(官僚を含む)=自分達の利権を守る。(他の事は知ったことではない)

ここで民主党の掲げた旗は
「脱官僚政治」
だったはずです。

勿論、無理に決まってます。
票集めの実務素人が、原発に口を出す時点でアウトです。

問題は政治家が官僚をコントロールできる体制を整えることが
できるかどうかが争点だったはずですが、
結果として民主党は何もできませんでした。

今回の消費税増税も財務省主導で行われたことは
火を見るよりも明らかなことです。

野田首相は、首相として何かをしたかっただけで、
彼の信念で何かをやったとは、考えられません。

野田首相の演説は確かに上手いですが、
単なる、格好つけだけで、その本位が何処にあるのかは
全くをもって不明です。

そもそも、日本人の悪い癖がここにあります。
「大義を掲げていながら、実は既得権を守りたい。」

その為には、
「他人の所為にする。」
これが既得権者の常套手段です。

バカな経団連が自分のことしか考えないコメントをしたりする。
震災にあった方が日本国民代表かの報道をする。

現状において消費税増税(というか増税)は
仕方がないことであり、その財政状況を作ったのは
政治家であり官僚ですが、それを支持した国民の責務は
逃れることが出来ない事実のはずです。

問題はた大義のある政治家や官僚がいるかどうかです。
ビジネスに於いても、部下や下請けの所為にしたがる人がいます。

己を振り返る良い機会です。
この国を憂う気持ちのある政治家や経営者がいるのか・・・?

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