職人 知識と経験

仕事始めから2週間が経ち、やっている仕事は昨年からの継続している仕事がメインで『仕事ネタ』がなかなか見つかりません。

ただ、時折掛かってくる電話やあまりビジネスにならないことも対応していることで「ふっ」と思ったことがあります。

色々、相談を受ける中で、

「なんで、そんなことを自分に聞くんだろう・・・」

と思いました。

自分は建設業界、不動産業界に何年いるかと聞かれて、即答できません。

何故なら、忘れたからです。

しかし、逆に言えば忘れるぐらいの年数、この仕事一筋でやっています。

かつて、自分が専務だった時代に、その時の社長に

「この人は職人ですから・・・」と、取引先に紹介されたことがあります。

「職人」とは

『熟練した技術で手作業で物ができる人』

だと私は思っています。

不動産業とは何かを作り出す仕事ではないかもしれませんが、その仕事を全うする為には、本で学んだ知識だけでは太刀打ちできない、多くの経験が必要です。

建築の仕事は尚更です。

不動産の仕事も建築の仕事も小手先のアイデアや知識だけでは対応できない場面は多々あります。もちろん、アイデアや知識は重要ですが・・・。

私はかつて、入社希望者の面接で・・・

「なぜ、この世界に身を投じたいと思うのかな?」

「不動産業はダイナミックな仕事でロマンを感じるからです!」

悪い答えではないと思いましたが・・・。

「君が感じてるほどロマンのある仕事ではないよ。これからはもっときつい時代になるだろうし・・・」

「一つ、聞いてもいいですか?」

「なんでも聞いてくれ」

「では、なぜ、この仕事をしているんですか?」

さすがにこの質問には答えに困り、考えました。

そして、答えたことは・・・。

「僕は、これしかできないから・・・」と、答えました。

その子は、私の元で働くどころか、不動産業界に身を投じることはありませんでした。

建築の仕事は一級建築士を取ったら出来るものではありません。

私が当時の上司に教わったのは、
「資格を取ってから初めて修行が始まると思え!最低、5年は修行が必要だな。」

と、言われました。

その言葉の全てが正しいとは思っていません。センスがあればもっと短い時間で、センスが無ければもっと長い時間が掛かると思います。

しかし、その上司が言った言葉は

『お前だったら「5年」』という意味だった様な気がします。

今、自分はこの仕事でなんとか食べていけてます。

そして、手に職があると自負できる自分がいます。どんな仕事でもそうですが、多くの仕事はそれを身に着けるのに時間が掛かるということだと私は思っています。

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