経済政策と外交 民主党の代表選について

カテゴリ:ブログ 政治経済

民主党の代表選についてです。

結果から書くと、どっちがなってもなんの改善もされないと思います。

クリーンな菅さんか、なんかしてくれそうな小沢さんか・・・

ということが、論点になっています。

この選挙、不思議な感じがします。

政治家の行う経済対策というのは一般的に総需要管理政策にもとづきます。

しかし、この総需要管理政策は景気が悪いときに、財政出動しているときは、民主主義国家の政府は人気(支持率)が高まります。

しかし、好景気の時に金融引き締めを行ったり、大きな財政赤字を抱え、不景気にも関わらず、増税をしなければならなくなれば、その人気は下がるのが一般的です。

ところが、菅さんは増税&財政出動の縮小(子供手当等の削減等)を言い、小沢さんはそれを牽制する発言をしているのに、民主党以外では国民の支持は菅さんが圧倒していると言って良いでしょう。

これは何を意味しているか・・・

「簡単に言えば、どちらがなっても似たようなものだ、ならば、クリーンな人の方が・・・」

というのが国民心理だと思います。

個人的には長期的な経済対策等に関しては、小沢さんの方が菅さんよりも良いと思います。

短期的には財政出動、長期的には内需依存社会の構築。

これは概ね正しいと思います。

菅さんは経済観に関しては知識もゼロに近いのではないかと思います。

オバマさんのグリーンニューディールの真似だったり、介護ビジネスに財源を注ぎ込み、そこに雇用が生まれるから景気が回復するとか・・・。挙句の果てには林業が・・・。

エコビジネスは技術が伴って、化石燃料よりも安価な代替エネルギーが出現しなければ、その差額を税金で補うしかありません。

介護ビジネスのもとのお金は、年金と税金から発生します。ただでも足りない、年金や税金をあてにするビジネスですから、年金や保険料の料率アップや増税を行わなければ成り立ちません。

住宅需要に限界のある中で林業が、経済に与える影響って・・・

(エコや介護に税金を使うこと自体を批判している訳ではありません。また、林業そのものを批判しているものでもありません。)

ただ、経済政策だけの問題なら小沢さんなんでしょうが、小沢さんの一番怖いのは外交です。

親中国というよりも、国家間バランスや、近隣諸国の動向にあまりに疎い感じがします。それにセンスも皆無の様な感じがします。

菅さんも解ってないでしょうが、この人の場合、自分の意見なんて殆どなく、単に政治家として、上に行きたいだけの人みたいですから、周りの言う事を聞くタイプなので、外交に関しては、乱暴なことはしないと感じます。

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