ダヴィンチの実需市場における影響

カテゴリ:ブログ 政治経済

今日のニュースでついに、ダヴィンチ・ホールディングスのファンドが保有するパシフィックセンチュリープレイス丸の内(以下、「PCP」と言います。)のリファイナンス(以下、「リファ」と言います。)が不調に終わり、デフォルトした。

これについては、ノンリコースローンということもあり、純損益23億円で済むらしい。

それを受けて、悪材料出尽くしということで、ダヴィンチ・ホールディングスの株価はストップ高まで上がった。

しかし、この問題はここで終らないと考えられる。

まず、ダヴィンチ・ホールディングスのファンド、カドベは通称1兆円ファンドと言われていて、このパシフィックセンチュリープレイス以外にも物件は所有している。それのリファに対して、金融機関が不信感を抱くのは必至と考えられる。

当然、金融機関も、それなりの損害を受けるが、そもそも金融機関はCMBSとして、投資家に手渡している。

つまり、その部分に関しての損害は軽減できる。

しかし、これにより、大きな問題は、これがトリガーになって、リファができないデフォルトが続出することになるかではないだろうか?

そもそも、今回のPCPについて、債権者団体(新生銀行、メリルリンチ等)は1000億で売却する予定らしいが、今どき1000億円で購入できる先があるのかも疑問だが、それでもダヴィンチが購入した金額の半値であるということを考えなければならない。

実需市場が少しずつ持ち直し始めているだけに、足を引っ張らないで欲しいと思う次第です。

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