池袋エリアのマーケットデータ
  池袋エリアの賃料相場    2010年7月更新
 
 
 
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池袋エリア
 
今や、新宿に次ぐ日本第2位の商業エリアとなった池袋ですが、歴史的には商業エリアとしての地位を確立したのは最近と言えます。実際に、50代以上の方からすれば、『ガラの悪い街』というイメージでしょうし、40代以上の方からすれば『埼玉の入り口』などと揶揄された時代もありました。実際に現在の様に違和感なく若者が集う街になったのは、平成に入って数年が経ってからです。それは、戦後の闇市的な雰囲気が50年を掛けて、やっと少なくなったからです。それでも、他の繁華街エリアと比較しても、風俗店がエリア内に散見しているという特徴があります。
しかし、一度、発展しはじめた街の勢いはすごく、池袋の街は昭和の様相とは一変した近代的な街になってきました。池袋東口〜サンシャインまでの間の各通りは完全に商業エリアとして確立し、2009年に開通した副都心線の駅のあるエチカ池袋など西口の発展も目覚しいものがあります。
また、東口には乙女ストリートなど独特の文化のある通りや、最近では、大型家電量販店の出店で池袋が秋葉原化している傾向もあります。
北口は、歓楽街となっており、飲食店、風俗店、ラブホテルなどが立ち並んでいます。(歓楽街は北口が多いだけで、池袋の場合は、各方面にあります。)また、同じエリアでは、在日中国人が多く、チャイナタウン計画が存在しています。(地元の反対が多い。)
   
   池袋エリアの将来性
 


最近になって、急激に発展をしはじめている池袋ですが、線路によって東西に分断された町というイメージがあります。また、山手線の外郭で発展が戦後ということもあり、他の繁華街ほど交通の便が良いとは言えない部分があります。
しかし、副都心線の開通に伴って、エチカ池袋のオープンで地下道の充実、交通の充実が一気に成され、今後も大きく発展する可能性を秘めています。東口はサンシャイン60までが商圏としての限界点ですが西口、南口には大きな可能性があると考えられます。反面、この2〜3年で新宿に大型家電量販店ができると、新宿に客足を奪われるのか二分されるのかのどちらかであり、池袋の電気街化というのは難しいと考えられます。

   
   賃料相場
 


サンシャイン60通りを挟んだ南北のエリアの商業地は1980年代から、繁華街しており、もともと賃料も高く、空き物件も少なくなっています。最近では池袋西口も発展をしはじめて、それなりに賃料は高くなっていると考えられますが、特に1階の空室物件は、希少性が高い状態が続いています。

下記表からは、読み取れませんが、1階の空室物件で優良なものは、空室になる前に決まっているのが殆ど(前テナントが解約と同時に決まる)で、空室情報としては出てきません。実際には6万〜20万円/坪程度で決まっていると考えられます。同様に2階も優良物件は25,000〜35,000円/坪程度と考えられます。

平均面積(坪) 平均賃料(円) 平均保証金(ヶ月) 平均築年数(年)
1階 29.41 18,081 7.5 22
地下1階 34.99 27,249 10.9 28
2階 14.02 20,010 9.2 31
3階以上 36.96 23,429 9.5 23
         
平均 33.97 23,711 9.6 24
   
    築年数別募集状況
 
池袋はエリア概要の通り、商業エリアとして地位を確立したのは、他の東京の繁華街エリアと比較すると最近です。その為、新宿エリアや銀座エリア(ともに築30年以上の物件が50%以上を占める)と比較しても、築年数の浅い物件が多いのが特徴です。



   
    面積別募集状況
 
他の繁華街エリアと比較すると、大型物件(50坪以上)の物件の占める割合の多いエリアで、逆に超小型物件(10坪未満)の希少性が高いエリアです。1980年以降に再開発された物件が多いため、それなりのニーズに応える物件が多いためと考えられます。

   
    エリア別募集状況
 
池袋の特徴は、他の繁華街エリアと比較するともともと、空室物件が少ないということもありますが、駅から離れた、西池袋2丁目、東池袋3丁目近辺の空室物件が極端に少ないことが上げられます。これは、現在、商業エリアと住宅エリアが混じっている場所ということもあり、そもそも物件が少ないことが原因です。

   
    駅力データ
 


新宿には劣りますが、乗降者数第2位、集客数も100万人を超えるのは新宿と池袋だけです。
一見、新宿と競合しそうな駅距離関係にありますが、新宿はJR中央線、京王線、小田急線、池袋はJR埼京線、東武東上線、西武池袋線と、競合している路線が少ないのが特徴です。(JR山手線ぐらいで、地下鉄丸の内線は大きく迂回しているので競合路線にならない。)
ただ、もともと、線路により、街が東西に二分されていて、東と西がそれぞれ独立した発展をしています。その為、駅力の全てが集客人口とはいかず、家電などの目的物がしっかりしている小売業はともかく、アパレルや飲食は、乗降者数を額面通りに受け取れない部分があります。

 
運営会社(団体) 駅名 降乗車人口 統計年度 備考欄
JR東日本 池袋 1,096,538 2008 乗車数の倍で計算
東武鉄道 池袋 497,425 2008 東武東上線
西武鉄道 池袋 487,603 2008 西武池袋線
東京地下鉄 池袋 482,723 2009 丸の内線・有楽町線・副都心線
東京地下鉄 東池袋 31,181 2009 有楽町線
         
合計 2,595,470
   
    街力データ
 
他の繁華街エリアと比較しても、在住人口の多い街です。周辺隣接エリアも住宅街が多いことが原因です。しかし、他の繁華街と同じく、在住人口は集客人口の1%程度であり、エリア外からの集客に頼ることになります。

市町村 町名 丁目 世帯数(戸) 男性(人) 女性(人) 総数(人) 面積(ku) 統計年月
豊島区 西池袋 1 222 198 123 321 0.19 2010.06
豊島区 西池袋 2 2,135 1,764 1,594 3,358 0.17 2010.06
豊島区 南池袋 1 849 638 566 1,204 0.21 2010.06
豊島区 南池袋 3 1,121 914 931 1,845 0.14 2010.06
豊島区 東池袋 1 724 588 349 937 0.21 2010.06
豊島区 東池袋 3 1,683 1,443 1,137 2,580 0.19 2010.06
豊島区 東池袋 4 1,713 1,550 1,539 3,089 0.19 2010.06
                 
合計 8,447 7,095 6,239 13,334 1.30

 
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