インターネットショップと実店舗
みなさんは、インターネットで買い物をしたことがありますか?
これを見ている方は必然的にインターネットを利用している方なので、かなりの方が利用していると思います。私も、趣味の熱帯魚関係の物は価格ベースで90%以上はネットで買っています。本も70%はamazonで買っています。また、日常雑貨や食料品も西友やイトーヨーカドーのネットスーパーで90%以上を調達しています。また、酒類もネットで注文します。(電話でもできますが・・・)家電も外で見てもネットで買うことが多いです。インターネットショッピングを利用しないで実際にお店に行って買うものは、洋服ぐらいでしょうか・・・。実際にはちょくちょく買うものではないですが、自動車もインターネットでは買わないかもしれません。
と・・・突然なんの話かというと・・・
今、大規模小売店舗立地法について書いていますが、
【可能性】
今後の商店街の空洞化や小売店の衰退は大規模店によって、拡大するのではなく、インターネットショップによって進むのではないか・・・。
という疑問にぶつかったからです。
そもそもの話ですが
【問題】
インターネットショップが進んで、実際の小売店が衰退したらどんな問題が起こるのか?
単純に考えれば、便利だから、ネットショッピングを利用していると思います。
なにが便利かと言えば・・・
・ 家から出る必要性がなく、重いものを持って帰る必要性がない。
・ 品揃えが豊富である。
・ 価格の比較が容易である。
・ 思いついた時に購入申込ができる。
・ 実店舗で買うよりも安い場合が多い。
などがあります。
不便な点を考えると・・・
・ 実物が見れない。
・ 受け取る時間が制限される。
ということでしょうか?自分が思いつくことだけなので、まだまだ、便利な点も不便な点もあるとは思います。
しかし、この様な不便な点が解消されれば、さらにネットショッピング利用者が増えることになります。
ネットショッピングと実店舗でのショッピングはすみ分けされているから、実店舗は減らないという人がいますが、実店舗の数が減るかどうかは別として、私見とすれば、実店舗の売上げは確実に減っていくと思います。
それは、時間と需要と所得に関係しています。
・ ネットショッピングに費やす時間によって、実店舗で買う時間が無くなる。
・ ネットショップでAという本を買えば、実店舗でAという本を買う必要性は無くなります。
・ 所得が増えなければ個人消費には限界があります。ネットで買い物をすれば、実店舗で買い物をする金銭がなくなります。
別に便利になれば、それで問題はありません。
イオンやヨーカードーが破綻しようと、地域商店街が破綻しようと、それが時代の流れなのかもしれません。
たしかに、短期間で見れば、そこに働く従業員などの問題も出てきます。
商業地域の不動産価格の大幅な下落も容易に想像できます。
地域コミニティの衰退が与える影響もあるかもしれません。
また、人が集まる場所が無くなるから、商店街にある外食産業なども衰退するかもしれません。
いろいろな可能性があると思います。
地域再生を掲げている人達も今起こっている問題ではなく、確実に来るであろう問題に目を向けないといけないと思います。
地域商店街は、大規模店が今までは敵だったかもしれませんが、その双方をまとめて蹂躙する強大な敵が目の前に迫っています。
行政も何十年も前に制定した、都市計画を見直す必要性に迫られるのは時間の問題のはずです。
我々、不動産業を行っている人達も将来の変化に如何に柔軟に対応できるかが迫られるかもしれません。
私も可能性には気がついているのですが、有効な解決策は思いつきません。
そもそも、小売店が無くなることの何が悪いのかすら、よく解りません。(自分の商売に影響が出るなぁ・・・ぐらいしか・・・)
しかし、私が思っている以上に速いスピードでそういう社会が待っている様な気がします。
よく解らないことを書いてるけど・・・
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