前立腺ガンの血液検査とPSA
先日、あることで町医者(F先生)に行きました。
その、あること自体は大したことなかったのですが・・・
「一応、前立腺ガンの血液検査をしておきましょうね!」
「は?なんか、そういう可能性があるんですか?」
「いえいえ、相澤さんの年齢なら、まず無いんですが、念のためです。」
と、言われ血液検査を実施。1週間後に再び行くと・・・
「PSA値が異常値です。精密検査を受けた方がいいですね」
「PSAって、なんですか?」
「前立腺ガンマーカーとも言うんですが、この値は4.0までが正常なんですが、相澤さんは6.99です。」
「え?じゃあ、前立腺ガンなんですか!?」
「いや、可能性が普通の人より高いということなので精密検査を受けた方がいいです。」
※4.0~10.0はグレーゾーンと言われていて3,4人に1人ぐらいの割合で前立腺ガンが発見されるそうです。もっとも、この検査は50歳以上の方が受ける検査らしく、近い血縁者に前立腺ガンがいない場合は50歳未満でなる可能性はほとんどなく、また、仮に血縁者にキャリアがいたとしても45歳未満ではほとんどならないそうです。
という訳で大学病院へ・・・
※うちの会社の目の前が東京医科大病院なのでそちらを指定。
大学病院に行くと、担当はT教授となりました。前立腺ガンのロボット手術の権威だそうです。
「F先生はなんで相澤さんに、PSAの検査したんだろう。」
「念のためにと言っていましたが・・・。」
「相澤さんの年齢だと、ほぼ可能性はゼロだから、念のためでもやらないんだよね。家族に前立腺ガンの人がいる?」
「いえ、いませんが・・・」
「じゃあ、もう一度、同じ検査をしてみるか・・・。血液検査をして、もう1回、来週、来てください。」
「・・・・・ハイ」
という訳で、再度血液検査を・・・・
「あれ?しっかり、PSAが陽性ですね。6.80です。」
「はぁ・・・」
「おかしいなぁ、家族にキャリアがいなくて、相澤さんの年齢だと事例がほとんどないんですよね・・・」
「はぁ・・・」
「1ヶ月間様子を見て、もう一度、血液検査をしましょう。それで陽性だったら生体検査をしましょう。」
「せ・・・生体検査って細胞を取るんですよね?」
「そうですよ。」
「どうやって、取るんですか・・・」
「肛門から内視鏡を入れて、取ります。大丈夫、麻酔かけますから!」
『そりゃそうだろ!』
「相澤さんの場合、手術慣れしてるから、細かい説明はいらないですよね?」
『はしょるな!!!!!』
「まぁ・・・はい・・・」
※ 私は以前、大怪我をして、この病院で全身麻酔を必要とする手術を3回、部分麻酔で4回の手術を受けています。
というわけで1ヵ月後が今日でした。
朝8時半には大学病院の検査室に・・・1時間後には結果が・・・
陰性でした。
「う~ん・・・。前立腺がなんらかのことで炎症を起こしてたんだね。でも、それも治ってるから・・・。ただ、それよりもγ-GTPが高いからね。お酒・・・のみ過ぎないように・・・。」
「は・・・はい」
この1ヶ月間、生きた心地がしませんでした。
みなさんも検査はちゃんと受けましょうね。
まずは1本、お電話ください。些細な疑問にも答えます。プロ、アマ、一般の方、すべて歓迎。