住宅のセキュリティー事情
Googleのストリートビューが登場してから、随分と汗をかかなくなりました。
不動産屋というのは物件情報が入ったら、どこかのタイミングで物件を見に行かなければなりません。
しかし、ストリートビューが出てからはまずは、ストリートビューです。
ストリートビューについてはプライバシーだとか、犯罪に繋がるとか色々言われましたが、随分と便利になったなぁと思います。悪用されないことを考えるのであれば、会員制にするとか、有料にするとか・・・などと考えていたのですが・・・そのニュースを見て、ふっと思い出したことがありました。
私はあるハウスメーカーで商品開発の仕事をしていたことがあります。
商品開発の仕事というのは、新商品を発表する時は花形ですが、そこまでの作業はものすごく地道な作業の毎日です。とにかく、感覚的に言うと、データ収集の毎日です。新商品の建物の色を決めるときには、流行の色は、売れる色はと、毎日、住宅街を歩いて色の調査です。
そんな中で住宅のセキュリティーをあるセキュリティー会社と合同で調査したときのことを思い出しました。
泥棒は自分の慣れた町で仕事?をする。
そして、一つの家の中にいるのは平均で3分と言います。
たしかに、ストリートビューの様なものがあれば、慣れていない町でもじっくりストリートビューで勉強をすれば、歩いたことの無い町でもわかります。
しかし、泥棒の常習者は必ず町の下見をするそうです。
だから、ストリートビューは無くても足があれば済むことになります。ただ、作業が楽になるかどうか・・・の問題ですが、ストリートビューでは人の流れなどは解らないので結局は足に頼ることになります。
しかし、泥棒経験者へのアンケート調査でこれは便利になったと思うものが
住宅供給会社がインターネットで間取り図を出してくれることだそうです。
泥棒は、住宅の間取りは外から窓の配置で想像するそうですが、なかなか完璧にはいかないそうです。完璧な間取りさえあれば、家の中のどこら辺に金目のものがあるか、解るそうです。
それが事前にインターネットで解るのだから便利だということらしいのです。
しかし、提供する側も買う側(借りる側)も住宅の間取りを見て決めますから、それを隠すわけにはいきません。
結局のところ、セキュリティシステムに頼るしかないということになるのですが、なるべく、泥棒に入られにくい家にすることが大事です。
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