政局にみる戦術論と戦略論
現在、政局は荒れています。経済と政治は連動することが多いです。鶏卵の問題でどちらが先かは別なのですが・・・。
しかし、政治家というのは少しも戦術というものが解っていないのかと思ってしまいます。与謝野さんと小沢さんは囲碁が得意なことで有名ですが囲碁は戦略ゲームとして有名なのですが、どうも与謝野さんは戦術が苦手なのかなぁ?と思ってしまいます。まるでチープな詰将棋のようです。
小沢さんの西松問題発覚
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このままでは負けるので小沢さん退陣
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マスコミはあっさりネタが無くなる
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鳩山元総務大臣を煽る
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鳩山さんを取るか、小泉さんを取るかで迷う
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小泉さんの神通力に頼る。民主党は鳩山元総務大臣に近いことを言う。
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自民分裂をマスコミが煽る。
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鳩山さん献金問題発覚も都議選が近いこともあり、自民混乱をマスコミが煽る。
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都議選敗退
この時点で自民党は相当不利なはずです。
しかし、民主党はこの勝利を確定的なものにしたい。
否決されることが解っていて麻生総理不信任案提出
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案の定、不信任案否決
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これで麻生総裁で自民党は選挙を戦わなければならなくなる。
もし、この状態で麻生総裁を自民党が否決すれば不信任案否決を民主党は叩く
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この時点で飛車角取りが成立。民主党は自民党が麻生総裁で選挙を迎える方が有利。そりゃあ、石原さんや小池さん、桝添さん辺りで戦う方が苦しい。
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ただ、内閣不信任案を本気で出していなかったことを叩かれると民主党としては気まずいので首相問責案を出しておく。可決するも効力無効
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自民党が両議院総会を開いて麻生降ろしをすることを民主党が批判。本当はこの時点で民主党が麻生総裁で自民党が選挙に臨んで欲しいことは明らか。また、内閣不信任案、首相問責案は鳩山代表の献金疑惑を隠す意味合いがあった。
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民主党に両議員総会開催と内閣不信任案の矛盾を突かれて、署名したにも関わらず、寝返る議員が出てくる。
というのがここまでの流れ
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両議員総会を開催しないか、開催してもそのまま麻生総裁続投が自民党内で可決
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民主党の思惑通り
どうも、簡単な詰将棋が自民党はできなかった様です。
くだらない話だけど・・・
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