どんな影響を与えるのかを良く考えて発言する

カテゴリ:ブログ 政治経済

自分が若い頃によく言われたことです。

「しゃべる前に、一呼吸置いて・・・」

これは、『人に話すときは、よく考えてから話しなさい。』

という意味なのですが・・・

当たり前のことです。

ところが、最近の政治家を見ていると、それが全く出来ていません。

自分の意見を権力に屈することなく、言う事は大事なことです。

しかし、それがどんなに正しくても、自分が話すことで、

どういう影響を与えるのかということは、良く考えなければなりません。

例えば、郵政改革にしても、亀井金融大臣の話していることは

正しい部分が全く無い訳でもなく、十分に理解できる話です。

しかし、それによるアンチテーゼが出てくることも予想できることです。

当然にそれが、与党側から出てくることも解っていたことです。

また、現政権が鳩山首相に権力が集中していないことも

最初から解っていた話です。

鳩山首相と亀井大臣がどんな会話を交わしたかはわかりません。

ところが、前述した通りであるならば、鳩山首相に了解を貰ったから

全てがO.Kというのは明らかに軽率な判断だったということになります。

企業でも良くある話です。

ある若い社員が自分の意見を課長に話してみたら、課長は手放しに賛成してくれた。

ところが、この課長はいつも、部長に指示されると意見を翻す。

とすれば、課長に賛成して貰ったからと言って、

自分の意見を実行する、もしくは他人に話せば、

この人は、あまりに軽率であると言えます。

この若い社員は、自分の上司の方向性がまとまっていない事に対して

愚痴を言います。

その愚痴は概ね仲間内で・・・。

その愚痴をその課長や部長に言う人もいますが

これは勇気のある社員とも言えますが、

実際には勇気というよりも暴挙に過ぎません。

なぜなら、自分のあさはかさに気がついてないからです。

正しい事は正しい事を言うだけでは成し遂げられません。

どうやったら正しい事をできるかをよく考えてから行動する。

そういう政治家が出てくることを望みます。

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