水槽と生態系全体の自然環境
以前のブログにも書きましたが趣味は熱帯魚です。
子供の頃の夢は水族館の職員になることでした。
というわけで我家のリビングの壁は水槽で埋め尽くされています。
今日は調子の悪い水槽を洗いました。
洗う前はこんなかんじでした。
これ、ピンボケじゃないんです。
コケが生えてこうなっているんです。
では、この状態になるのにどれくらい掛かったかというと
たったの1週間です。
調子が悪いとこうなります。
なにが調子悪いかと言うと・・・
バクテリアがうまく機能していないので、魚の排泄物等が
全て、植物の栄養になってしまうのです。
そして、一瞬にしてコケが生えてしまうのです。
そして、これが自然で発生すると、そのコケや植物プランクトンを
動物性のプランクトンが食べるので、動物プランクトンが爆発的に増えます。
その為、一瞬にして水の中の酸素が消費され、動物性プランクトンが窒息します。
それが赤潮です。
つまり、食物連鎖の破壊と栄養過多が自然を破壊するわけです。
その自然状態を水槽にうまく作れると、その水槽は殆ど手が掛かりません。
小さな魚を少量飼うのであればエサすら殆ど与えなくても、
自然循環だけで飼育ができるのですが、
この水槽は何故かものすごく調子が悪かったのでリセットしました。
※リセット・・・通常は水槽の水は全て換えたりしません。魚も水草も水質の急激な変化には弱いからです。しかし、あまりに調子の悪い場合には全ての水を換えてしまいます。これをリセットと言います。
人間の手で自然環境を作るのは凄く難しいことです。
ですから、温暖化などで、緑化計画などを積極的に進めたとしても
それを本当に維持できるかは微妙な問題です。
また、その植物には昆虫だって集まります。
しかし、人間が緑化計画などで本来はそこに無い植物を植えれば
本来、そこには居なかった昆虫も集まってきます。
例えば、温暖化と緑化のせいで関東には居ないはずのクマゼミが
最近は関東にいるのを知っていますか?
クマゼミが関東に来たということは、本来、関東にいるセミが駆逐される可能性もあります。
都心を緑化する時に、そういう事をよく考えて行わないと大変なことになります。
植物の知識だけではなく、生態系全体を考えて行ってもらいたいと思います。
もちろん、水槽の魚を飼えなくなったから自然の河川に放すなど言語道断です。
さて、わけの解らないことを書きましたが洗い終わった水槽は・・・
趣味ネタだけど・・・
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