宅地建物取引主任者試験
今年も宅建の試験が終了しました。
簡単な様でなかなか、侮れない試験です。
日建のホームページによると、今年の合格点は35点±1、TACのホームページによると32点±1とのことなので若干、合格点に開きがあるようです・・・。また、今の段階では問31と38で解答が分かれているようなので、受験された方はドキドキしているものと思います。
今年は私の周りでは受験した人がいないのであまり話題に参加できないのですが、どんな問題が出題されたのかを見てみたいものです。
詳しくは黒岩先生のブログを見ていただければと思います。
しかし、資格試験と言うのは色々な人間模様があって客観的にも主観的にも大変、面白いものです。
今、ドキドキされている人には失礼な言い方かもしれませんね。スイマセン・・・
ただ、この時期になると資格試験のことを良く思い出します。
10月には建築・不動産系の資格が集中します。
2級建築士・1級建築士の実技、宅建と・・・
私は2級建築士は受けたことがないのでなんとも言えないのですが1級建築士と宅建は持っています。もちろん、どちらも簡単に取得できたとは言いません。それなりに苦労したと思っています。
ただ、資格試験で面白いのは試験が終ったその日です。
1級建築士や宅建などのメジャーな資格は受験者も多く、ビジネススクールが上記の様に当日に解答速報を流してくれます。実は、これは大変重要なことで、仮に落ちた場合に自分の何が足りなかったのかをいち早く教えてくれます。そして、それは必ず来年、役に立つんです。
ところが・・・マイナーな資格は解答速報は当然の様にありません。
私が持っている資格の中にもそういう資格があります。
住環境福祉コーディネーター
はっきり言って、なんの役に立つ資格なのかを持っている本人が知らない資格ですが、7~8年前に取りました。もちろん解答速報も無かったのですが、当時、勤めていた会社の誰かが模範解答をどこかで手に入れて、翌日には点数が解ったのでどっかで発表はしているんでしょう・・・。
ビル経営管理士
こちらは、協会のホームページでしばらくすると過去問題集が発売されますが、それまでは自分が何点だったのかも解りません。しかも、この過去問題集が合否の後に発売されるので合格していた場合は余程の酔狂でない限り、自分が何点で合格したのかもわかりません。ちなみに、この資格はマイナーな割には意外と有効で、下記の様な要件を満たすことができます。
・不動産特定共同事業法の業務管理者の要件
・総合不動産投資顧問業登録の人的要件
・金融商品取引法の不動産関連特定投資運用業登録の要件
簡単に言うと、不動産ファンドを組成しようとしたり、信託受益権化された不動産を取引したり、コンサルタントをしようとする際にこの資格(もしくは類似資格)を持っていないとダメな訳です。ちなみに全国で2500人ぐらいしか、この資格は持っていません。受験問題自体はさほど難しくはありませんが、受験できる要件が大変に厳しい資格です。不動産ファンドのAMかPMを3~5年やらないと受けることも出来ません。
と、この様に資格にはそれぞれあるのですが・・・
今日は解答速報を見て、一喜一憂している人が多いと思います。
ワンルームデベの方はきっと、点数によっては、上司に相当に怒られます。
でも、命まではとられないから大丈夫ですよ!
※蹴りの一発ぐらいは覚悟しないと・・・
きっと、自己採点32点ぐらいの人は問題31と38の正誤でドキドキしているんでしょうね。
しかし、そういう思いが出来るのは受験した時だけで、受かってしまうとそんな思いもできません。
だから、今日、明日ぐらいはその思いを楽しんでみるのも良いと思います。
いずれにしても、ご苦労様でした。
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