紅の豚 『時には昔の話を』
1992年、もう、18年前になる宮崎駿監督の『紅の豚』というアニメ映画のエンディングの歌です。
加藤登紀子さんが歌った歌で私がとても好きな歌です。
歌詞は・・・
時には昔の話をしようか
通いなれた なじみのあの店
マロニエの並木が窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日
見えない明日を むやみにさがして
誰もが希望をたくした
揺れていた時代の熱い風にふかれて
体中で瞬間を感じた そうだね
道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金はなくても なんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
朝まで騒いで眠った
嵐のように毎日が燃えていた
息がきれるまで走った そうだね
一枚残った写真をごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで
※著作権に触れていたら、記事ごと削除しますので教えて下さい。
映画はバブルが終った直後で、十分に余韻を味わえる時代で
この歌詞の意味が理解できる時代ではありませんでした。
しかし、今、私たちは極めて不景気な時代に生きています。
私の記事も含め、ニュースで出てくる話も、景気に関しては
いつも、暗い話ばかりです。
NHKでもありました、今週のダイヤモンドのタイトルは
『無縁社会』
でした。読んでいると、孤独死やそれの予備軍の話です。
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読んでいて、それが現実だとは解っていても非常に暗い気分になりました。
私も不動産をやっていて、孤独死に直面したことはあります。
豊な暮らしをできるはず・・・
日本は世界で実質GDP2位の国なのに・・・
孤独死をしなければならない人がいます。
孤独死をしない為の意見等もいくばか書いてありましたが
あまりに情けない話ばかりでした。
解決策を経済に求めるくと自体が私は無理だと思っています。
鳩山首相が
「いのちを守る」
「いのちを守りたい」
と連呼していましたが。政治やお金では絶対に守れない命があります。
殆どの命が、政治やお金では守れません。
もちろん、民主党にも鳩山首相にもできないことは
みんな、みんな解っているのに
一国の首相が言う事に期待を寄せてしまったかもしれません。
しかし、鳩山首相が実現できないことを責めることすら無意味です。
何故なら、それが政治で出来ないことを本当はわかっていたからです。
お隣の人に声を掛けることが・・・
毎日、同じ道で会う人に会釈をすることが・・・
そんな、当たり前のことで救える命の方が多いんです。
貧しくても希望を持てる時代は
政治や人に頼ることでは、無いと思います。
むしろ、間違っている事が横行している今だからこそ、
それを「なんとかしたい」という気持ちが
希望の持てる時代なのではないでしょうか?
お金が無いから希望を無くすのではなく、
希望を朝まで話して、それに向って全力疾走する。
規則に従うことに心を費やすことよりも
本当の正しい事はなにかを必死になって探す。
既得権者が絶対に正しい時代が終ったことは
みんな、解っていることです。
だから、明日も自分の脚で走っていようと思います。
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