事務所ビルの底打ち・・・

さて、今日の日経不動産マーケット情報にちょっと明るい記事が出ていました。

【調査】小規模オフィスの取引が増加、市況に底打ちの兆し

たしかに、最近は大型ビルの取引事例はあまり聞きませんが

小型のオフィスビルの取引は少し増えたような気がします。

もっとも、パターンは

新興系不動産が借入金の返済、金利負担に耐えられないなどの理由から完全損切りで放出

平成19年まではあまりハデに買っていなくて怪我をしなかった法人が購入、個人投資家が購入、もしくは実需目的(自社ビルに使うなど)での購入

というパターンが多いです。

しかし、東京山手線内側でNET10%以上

価格も10億円未満

という、市況です。

ですから、

『底打ちといえば底打ちに近いかもしれませんが、まだまだアップトレンドになる様な気配は感じられない。』

という状況です。

ニッセイ基礎研究所の8月11日のレポートでは

底値は近い?東京都心部Aクラスビルのオフィス賃料

こんな記事も出ていました。

たしかに底値に近いでしょう。

もう、これ以上、下げれば賃料収入があっても、金利を含む支出に絶えられなくなるビルが多数あります。

また、安い賃料で入居させてしまえば、少し景気が上向いてきた時に賃料アップをしたくても交渉しなければならないというリスクから、空室であっても賃料が下げられないという現象が発生しています。

『底値には近いが空室率の改善がまだ見込めない・・・。』

という状況かと思います。

必ずしも、手放しに喜べる記事ではありませんが、底打ち感は拡がっています。

あとは、景気そのものの回復がキーポイントになりますが・・・

選挙とインフルエンザ・・・怖いなぁ・・・と思う次第です。

業界はまだまだ苦しいから、せめて・・・

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