海抜が2m上昇すると・・・
本日の日経新聞14版8面より・・・
世紀末、海面1~2メートル上昇
概要を書くと、このまま、温暖化に対する抜本的な対策が打てなければ2100年までに気温が7度上昇し、海面が2メートル上昇する。
という記事が出ています。
そこで、ちょっと面白いサイトを見つけました。
左上のボックスで海抜を何メートル上げるかで、水没するエリアが解ります。
東京だと、海抜が1m上がるだけで中央区、江東区の湾岸エリアや墨田区や江戸川区の多くのエリアが水没します。
しかし、このサイト、おそらく平均海水面から作られていると考えられます。潮位によって、東京湾でも±2m位はしているので、満潮時には4mぐらい、平均海水面から上がってくると考えられます。
また、記事では世紀末「まで」にと書かれていますが、2099年までは何とも無く、2100年に突然、海水面が上昇するわけではありません。じわじわと上がってくるのかは書かれていないのでわかりませんが、直線的に上がってくるとすれば、2055年までには海抜が50cm~1mぐらい上がるという事になります。
海抜だけでも、湾岸エリアや、墨田区、江戸川区などの下町は人が住めなくなりそうなのに、実際には既に起こっている、日本近海での台風の多発や巨大化などで高潮などが発生する可能性も高く、非常に危険なエリアとなると考えられます。
もっとも大きな防波堤を作るとかはするのでしょうが、海抜が高くなれば、地面から海水が噴出すなどをして、実質的には住みにくい状態になります。
今は、キャナルシティやそこに住む人をキャナリストなどともてはやす傾向にありますが、不動産的な将来性価値は割り引いて考えないと・・・などと思ってしまいます。割り引く計算方法がすぐに思いつきませんが・・・。
温暖化に対する抜本的な改革と言っても10年後までに地球上の温暖化ガス排出量は各国を平均しても10%~15%に到達すればよいほうでしょうから、実質上は歯止めがきかないと言ったところでしょう。
大袈裟に書けば、
新築マンション、建て替え時期には土地が海の底
今はキャナリスト、50年後は竜宮難民
想像したくない世界です。
先日書いた、AREAの記事の既存不適格マンションより怖いです。
昼間からくだらない話ですいません。
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