【穴吹工務店・アルデプロ】所感
まず、穴吹工務店から・・・
そもそも、四国のマンションデベで首都圏ではそれほど活発な動きも無かったので、ビジネス上の付き合いは少ししかありません。
しかし、穴吹工務店にはちょっとした思い出があります。
それは私の実家の隣にサーパスが建ったことです。
そこは、元は北海道拓殖銀行がありました。それが中央信託銀行(現・中央三井信託)なりました。そして、店舗併合ということで、閉店になりました。
ある朝、しかも、まだ夜も明けぬ5時ぐらいです。
私は激しい音と揺れで目が覚めました。
真っ先に水槽を押さえました。そう、大きな地震がきたと思ったのです。
しかし、音も揺れもそれっきり来ません。寝ていたこともあり・・・
「なんだったんだ?」
と、思い・・・再び布団に・・・
布団に入り、1分もしないうちにまた、大きな音と揺れがきました。
今度は起きていたこともあり、はっきりと解りました。
実家の前にある、8m道路に何かが落ちた音です。しかも家が揺れるぐらい・・・。
(どれくらい、揺れたかと言うと、ガスが止まりました。)
何事かと思い、外に出てみると・・・すでに近所の人も出てきています。
8m道路に何台かの大型トラックがきて、重機を降ろしています。
解体業者でした。
当然ですが、当時は私も建設会社の人間です。しかも、現場監督経験者です。
文句を言いに行くと・・・
ほとんど、日本語の通じない(ふり?)連中ばかりです。
やっとの思いで責任者を探しますが、まるで暖簾に腕押し・・・
近所の人々も怒り心頭でした。
元々、銀行という事もあり、やたら丈夫にできていた建物の解体は2ヶ月に及び、手を伸ばせば届きそうな距離にあった建物を壊していることもあり、その騒音と振動はとんでもないものでした。
(実家の私の部屋はその銀行の女子更衣室の前でした。カーテンの隙間から・・・グフフ)
さて、解体が終わり、しばらくすると中高層のお知らせ看板です。
私の実家のある場所では中高層の近隣説明会で必ず、町内会長の捺印を貰ってこなければなりません。
その時、うちの町内会長は入院中でした。当然に会長代行である、副会長の捺印が必要になります。その時、私は副会長でした。(それまで何もやったことはありませんが・・・。祖父が町内会長だったので成り行き上、やらされました。)
近隣説明会です。
解体の際になんの説明もなく、しかも近隣に大迷惑を掛けた彼らを誰も許すことはありませんでした。
もう、説明会では怒号の嵐・・・。
次の日に穴吹工務店の工事長と監督、営業、それに近隣屋が私のところにやってきました。
まぁ、私も建設会社の人間なので何をしにきたかは当然解っていました。しかし、100枚帯付きの商品券を見たのは初めてでした。(札束はあったのですが・・・)
結局は近所の人に2回目の説明会でなんとか説得すると、今度は現場事務所探しだったのですが、もう近所の人は穴吹工務店憎しで誰も部屋を貸してくれません。(現場内は狭くて事務所を設置できませんでした。)
結局は私の実家にあった1部屋だけ空いていたアパートを貸してあげました。
もともとの家賃が11万円の築10年の軽量鉄骨の2DKです。
保証金10ヶ月(償却5ヶ月)礼金3ヶ月、そして家賃は18万円・・・。(完全なボッタクリです。)それでも喜んで借りていただきました。
この後も実は穴吹工務店の関連会社である、穴吹興産と収益物件の取引などでお付き合いして高松まで何度か出向いたり、四国のマンション用地の紹介などで穴吹工務店さんとはお話したことがあったのですが、最近はご無沙汰をしていました。
つい最近、お家騒動のニュースがあり、高知の不動産屋さんと電話でその話題をしていた矢先でした。
財務内容が痛みすぎている感が強く、スポンサー探しも難航するかもしれませんが・・・。
さて、アルデプロの件ですが・・・
アルデプロは不動産ミニバブルと言われた時代に首都圏にあった新興不動産会社の中では数少ない私が取引をしたことがない会社です。ですから、詳しい事情もよく解らず、また知人もいません。
しかし、狭い業界ですからよからぬ噂は前々から多々ありました。昨年の今頃も年内が精一杯だろなどと噂されていました。つぎは、アルデかプロパかパシかIDUか・・・などと良く言っていました。今まで残っていたことの方が不思議です。
ただ、この会社の凄いところは増資してそれを社長が引き受けたりと、どうしても潰したくない!という感じで、執念の様なものを感じていました。
まずは1本、お電話ください。些細な疑問にも答えます。プロ、アマ、一般の方、すべて歓迎。