【趣味】見えない敵

カテゴリ:ブログ 趣味・雑学

昨日、今日は契約前のひと時の休みと言う事でまったりと水槽をいじくっています。

(毎週、土日は休みでですが・・・にひひ

さて、絶好調だったはずのビーシュリンプの90cm水槽ですが、思ったほど稚エビが増えてきません。抱卵個体の数からすれば、100匹以上の稚エビがいても良さそうなのですが、20匹ぐらいしか稚エビがいません。毎日観察していると、昨日までいたはずの稚エビが確認できなかったりします。

ふっと気がつくと、今までは抱卵個体から卵が孵化すると、すぐに抱卵の舞(交尾)が始まるのですが、それも見えません。つまり、抱卵も停まってしまいました。

これは、絶対に水質が悪化したに違いないと判断。

しかし、見た目では全然、水が汚れている様子はありません。ちなみに私はエビ水槽以外にも多数の水槽を展開していますが、他の熱帯魚の水槽は「ちょっと濁ってきたかな?」とか「コケが生えてきたな・・・」などを基準に水槽を洗っています。

しかし、このビーシュリンプは他の熱帯魚と比較すると、物凄く水質に敏感です。

手を加える前の水槽はこんな感じです。

『Dr.相澤の住宅情報館』の館長のブログ

90cmの水槽がこのサイズの画像なので解りにくいかもしれませんが、ウイローモスが伸びすぎているぐらいはあまり水が汚れている様には感じません。しかし、見た目じゃ解らないので、もっと科学的に分析してみようと思います。

じゃじゃーーーん

『Dr.相澤の住宅情報館』の館長のブログ

Tetra Test6in1

と、アクアリスト以外の方にはさっぱり解らないと思うので簡単に解説します。

これは、この中に入っている、細いプラスティックの板にそれぞれの水に入っている成分で色が変化する薬品がついています。この色の変化で水に入っている生き物に有害な物質を測定します。

下から

Cl2 塩素 言わずと知れた物質です。水道水に入ってる殺菌剤です。もちろん、人間には無害でも人間よりはるかに小さい生き物には恐ろしく有害です。これはビーシュリンプでなくても、大型の熱帯魚でもかなりヤバイです。とは言っても、昔は塩素の中和剤も結構高くて、バケツに水を張って天日にしばらく当てたりして塩素を飛ばしていたのですが、かなりアバウトでした。

pH  ペーハー これも説明の必要性はないと思います。これは有害物質というよりも、水が酸性かアルカリ性かを調べます。単純にリトマス試験紙みたいなものです。生き物によっては酸性がよかったり、アルカリ性が良かったりします。ちなみに有名なところで言うと、グッピーはアルカリ性の方が良く、エンゼルフィッシュは酸性の方が良かったりします。ビーシュリンプの場合は酸性寄りが良いと言われていますが、経験上、中性であれば問題なさそうです。一番の問題はpHが突然変わることです。

KH 炭酸塩硬度 これはあまり意味がありません。本来は炭酸塩濃度を測定することがKHチェックなのですが、このテスターではHCO3しか測定していません。これはpHチェックと同じなので無視してます。

GH 硬度 最近のミネラルウォーターで硬水だとか軟水だとか言われているものがありますが、まさにそれを測定するものです。本当に水になんにも入っていなければ軟水なのですが、水分の中にマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多く含まれる水が硬水です。ミネラル豊富で健康に良いと思ったら大間違いで、これが多すぎると様々な弊害がでます。しかし、全く無いのも問題だったりします。

NO2- 亜硝酸塩 これは重要です。簡単に言えば生き物が出したアンモニア(尿)を水中でアンモニア程は有毒でない亜硝酸塩にバクテリアが変えることで発生する物質です。亜硝酸塩が多いということは、アンモニアが多いか、ちゃんとバクテリアが働いている(生物ろ過が出来ている)とも判断できますが、いずれにしろ多ければ危険度は高まります。

NO3- 硝酸塩 亜硝酸塩をバクテリアでさらに酸化してより無害にした物質です。この数値が増えてきているということはやはり、バクテリアが効いていると判断できますが、多すぎるとやはり問題です。何よりもこれが多いと水槽がコケだらけになります。

というわけでチェックすると・・・

まったく、問題なし。

実は、最初の画像でも解ると思いますがビーシュリンプは殆ど、底にいます。いくら水質を測定しても底面が汚れていれば意味がありません。実はこの水質測定で問題が発生する頃にはビーシュリンプはバラバラと堕ち始めます。

というわけで、まずは『泥抜き』です。

一見すると、なんの問題も無さそうな底砂(うちの水槽はソイルです。)でも・・・底砂にホースを突っ込んで吸い取ってみると・・・(底砂本体が入ってこない様に突っ込む先には網を付けています。)

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と、こんな感じです。

これで、完璧に綺麗になっている訳ではないのですが、あまりやりすぎると、バクテリアがいなくなってしまうので適当にしておきます。

ちなみにうちの水槽は上部ろ過器を使っています。これは水槽の上にフィルターがあり、ここにポンプで水を吸い上げてろ過をして、水槽に戻します。ろ過能力は結構高いのですが、底を綺麗にすることがあまりできません。

そこで・・・

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水作エイトS

値札に580円と書いてありますが、安いところで買えば400円以下で買えます。

しかし、これだけではダメでエアレーション(ぶくぶく)が必要です。

※これは水を吸い込むスリットが大きいのでその部分はフィルター用の綿を薄く裂いて裏から埋めます。

これを底砂に埋めて使えば、底砂の汚れをろ過してくれるはずです。

というわけでセットしてみました。

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こんな感じです。はっきり言って見た目は最悪です。もはや、観賞魚とかインテリアの世界ではなく、単なるエビ牧場です。

しかし、90cm水槽でこれが1個ではバランスが悪いので・・・

『Dr.相澤の住宅情報館』の館長のブログ

両端に入れてみました。

さて、これで調子が良くなればいいのですが・・・

趣味ネタは画像が多いけど・・・

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